尻屋埼灯台


下北半島北東端の尻屋崎で放牧されている寒立馬

ジャンル:景観

Aug 9, 2015
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↑尻屋埼灯台と寒立馬。

コメント:

尻屋埼灯台(しりやさき)は青森県の下北半島最東端にある灯台。

寒立馬は青森県の天然記念物で寒さに強い農用馬だ。見た目の体系は胴長短足でお腹がポッコリふくらんでずんぐりむっくりしている。競馬などで見るシャープな体型の競走馬とは随分と見た目が違う。

自分が訪問した時は10匹以上の寒立馬が塔の周辺にいてひたすらムシャムシャと草を食べていた。飼育係の人は近くにはおらず完全に自由に放牧させている。

ある程度近づいても馬の方は気にせずに草をムシャムシャ食べているが、あんまり近づきすぎると鼻息を荒くして「それ以上近づくな」というような態度を取られる。

仔馬も一頭いて、お母さんと思われる馬の側をベッタリとくっついて歩いているのが可愛らしかった。

あとカラスが馬の背に乗って休んでいたのが面白かった。馬は嫌がって体を揺するのだが、カラスの方は素知らぬフリで背中に乗り続けている。よっぽど寒立馬の背中は居心地が良いと思われる。


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↑それぞれ好きな場所でムシャムシャと草を食べています。

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↑でかい身体。

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↑間近に迫ってくると迫力あります。

寒立馬:(チラリと横目で見て)「ヤダっ。私撮られてる? 緊張するわ。ドキドキ。」

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↑太平洋を見つめる寒立馬とカラス。

カラス:「あの海の向こうにアメリカンドリームが待っているんだぜ?」
寒立馬:「ウンっ、いつか必ずこの手につかんで見せる!」

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↑お母さんにベッタリな仔馬とそれを優しく見守るカラス。

仔馬:「お母さん~、もっと遊んでよ~」
カラス:(優しい眼差しで)「フフッ、まだまだお子ちゃまよのー」

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↑草をムシャムシャと食べる仔馬。

(お母さんに相手にされないのでフテくされて)
仔馬:「チクショー! 今日はヤケ食いだ!」

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↑一斉に灯台に向かって移動を始める寒立馬。

寒立馬達:「塔が我々を呼んでいる・・」

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↑尻屋埼灯台。

本州最北東端の尻屋崎の突端に立つ白亜の灯台。尻屋崎周辺の海域は海難事故が多く、船乗りたちからは難破岬と呼ばれて恐れられていた。そんな尻屋崎の航行の安全を確保する為に作られた尻屋埼灯台は明治9年に完成し、その明るさは日本最大級といわれ、レンズの大きさは大人の身長よりも大きい。また「日本の灯台50選」にも選ばれている。

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↑「本州最涯地尻屋崎」と刻まれた石碑。側面には「東経一四一。二八○ 北緯四一。二五七」と刻まれている。

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↑北西方面に置いてある石のベンチ。ここでお弁当を食べたらさぞ旨かろう! by 朝だ!生です旅サラダの神田風コメント

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↑バスの停留所。本数は一日3本。

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↑尻屋埼灯台を過ぎた先にある大岩。更に進むと行き止まりらしい。閉門間近に教えてくれた軽トラに乗ったおっちゃん「サンキュー(^^)/」

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↑大岩の上に立っている鳥居。んっ?この大岩上に何かある。カメラをズームしてみると・・鳥居でした。海難事故で亡くなられた方の御魂を鎮めるための社でしょうか?

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↑灯台からゲートに向かってちょうど車を走らせたトコロ。

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↑ゲートは自動開閉式。入場は7:00~16:45分まで。退場は17:00時まで。17:00を過ぎたら本当に出られなくなるのだろうか?

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↑尻屋埼灯台から西に数キロ車を走らせた場所。北西方面の輝く海。ちなみに時間は夕方の17:00。


基本情報:

施設名 尻屋埼灯台
住所 青森県下北郡東通村尻屋八峠
駐車場 有り
備考


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